□■まぶちすみおの「不易塾」日記□■13年2月12日第1729号□■見せかけの金融緩和
□■まぶちすみおの「不易塾」日記□■13年2月12日第1729号□■見せかけの金融緩和
■□ まぶちすみおの「不易塾」日記 □■ □■2013年(平成25年)2月12日 第1729号■□ ―――――――――――――――――――――――――――― □■見せかけの金融緩和 金融緩和に対する市場の反応は、もうすでに「保管当座預金 制度による付利と残存期間の短い長期国債買い入れの組み合わ せ」による「見せかけの金融緩和」が終わりを告げるだろうと の期待をにじませたものであることを、現代ビジネスに記した。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34847 民主党政権下とさして変わらない(相変わらずとも言える)、日 銀の姿勢に対して警鐘を鳴らすと同時に、安倍政権下で起きて いる市場の反応はとりもなおさず新たな日銀総裁への期待の表 れであることを記した。 ここで、最もふれておきたいのは日銀の金融緩和姿勢という のは、一筋縄ではいかない代物だということだ。 かつての2001年からの金融緩和にしても、残存期間の短いの長 期国債の買い入れを行ってきたことにより、デフレ脱却を具現 化できずに金融緩和の効果が認められないとの主張を日銀が繰 り返してきたところである。 このことについては、二年前にも詳細に記したところでもある。 http://mabuti-sumio.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-aa4c.html そして、日銀はのその姿勢は今日に至るまで大きな変化がみ られないということに気づかなければならない。 民主党政権下では言わずもがなであったし、安倍政権になって も1月22日の金融政策決定会合での金融緩和策については変わっ ていない。 しかし、市場は、「そうはいかないのではないか」との期待を もって受け止めているのが今日における市況だと理解すべきだ。 党の「改革創生」を担う立場と同時に、景気に対して常に注視 しているものとしての発信は続けなければならない。 しかし、残念ながら選挙を控える時期の幹事長代理という立場 では、国会での質疑などの場面はほとんどないだろう。 あらゆる手段をもって発信するしかない。 □□ □■ ■□ ■■ ―――――――――――――――――――――――――――― □■編集・発行:まぶちすみお □■解除:http://www.mag2.com/(マガジンID:0000058393) □■ホームページ: http://www.mabuti.net/ □■ご意見・お問い合わせ: office@mabuti.net □■ツイッター:@mabuchi_sumio