【ドクター桜井の日本診療~792号~】
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―――――――――――――――――――――――――――――――― ☆ドクター桜井の日本診療☆ ~792号~ 13.03.28 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ◇日本にしかできないこと TPP交渉に参加することになった。日本は参加を表明したが、ア メリカ国内の手続きが残っていて、いつから参加できるか不透明であ る。最悪なのは、ルールがすでに決められていて、日本に交渉の余地 がない時期に参加し、ハンコだけ押さなければならない場合である。 私は与党の時に、TPPの党内の取りまとめ役だった。その時から 考えていたことは、アメリカが作った土俵に乗るのではなく、日本が 土俵を作れないのかということであった。 昨年短い時間ではあったが、厚生労働副大臣を務めさせて頂いた。 その時に、ASEANの各国と厚生労働省が、毎年定期的に会合を持 っている事を知った。昨年は10回目で、テーマの趣旨は「震災時に おける社会的弱者に対する対応」であった。 今年のテーマは、私の提案で公的皆保険制度になったのだが、AS EANの各国にこの制度を導入するこという事は、日本にしかできな いことであり、日本が土俵を作れる制度だと考えたからである。 日本の医療制度は、WHOも認めているように世界でNo.1の制度で ある。これをASEANの各国に導入すれば、医療レベルが上がり、 国民の皆さんが健康で長生きできるようになる。わが国にとっては、 医薬品や医療機械の輸出先が増えるので、お互いにメリットがある。 アメリカがこのプロジェクトに参加しようとしても、アメリカは 民間保険が中心であり、この枠組みには参加できないのである。日本 には素晴らしい制度があり、これを新興国に普及することで、世界の 中心にいることが可能になる。新しい視点で、外交交渉を進めなけれ ばならない事は言うまでもない。 参議院議員・医師 桜井 充 【秘書のつぶやき】 桜井充秘書小林です。 第一次安倍政権に引き続き、ホワイトカラーエグゼンプション(い わゆる残業代ゼロ法案)が議論されています。当時は労働政策審議会 の一員から「過労死は自己責任」という趣旨の発言があった事が印象 的でした。 そもそも、連合総研による調査によると、職場に不払い残業がある とする割合は約40%、さらに6.5%もの方々は残業手当を全く支 払われていません。「賃金引き上げを!」と訴えるのであれば、不払 い賃金を無くす方がよほど効果はあるように思います。もっとも、監 督官庁もサービス残業だらけなのですが…。 企業も国も過度な人員削減の結果、一人あたりの仕事量が大幅に増 え、サービス残業が増え若手育成の余裕がないという声を聞きます。 経営者の判断、労働者の残業への意識、中間管理職の労務管理能力等 々、いろいろな要素を含んだ難しい問題です。(小林太一) __________________________________ ★事務局より 『 桜井充ブックレット シリーズ 』 第1弾 「歯科医療が日本を変える」(完売) 第2弾 「日本列島再生論」(完売) 第3弾 「医療改革で元気な日本を作る」 第4弾 「歯科医療が日本を変えるPart2」 第5弾 「破れない殻」 各500円にて好評販売中! お問い合わせ先:桜井充事務所 TEL:022-723-4077 FAX:022-723-4088 [メールでの申し込みはこちらから] http://www.dr-sakurai.jp/page0124.html ────────────────────────────── ★メールマガジン バックナンバーはこちら! http://archive.mag2.com/0000041719/index.html ★桜井充ホームページ http://www.dr-sakurai.jp/ ★GREEを始めました!(オフィシャルブロガー) http://gree.jp/sakurai_mitsuru ご意見・ご感想は mitsuru@dr-sakurai.jp まで。 よろしくお願いいたします! ★新規登録はこちらから↓お願い致します! http://www.mag2.com/m/0000041719.htm ―――――――――――――――――――――――――――――― 【ドクター桜井の日本診療】(毎週木曜日発行+α) 発行元 :桜井充事務所 発行責任者:尾形 幸子 ――――――――――――――――――――――――――――――