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■Weekly Mail Journal■2013/5/1 No.682

■Weekly Mail Journal■2013/5/1 No.682

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  2013/5/1   No.682   週刊メールジャーナル   読者数9631(前回)
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【お断り】
例年、ゴールデン・ウィークは、本誌を休刊さていただいていましたが、今年
は発刊します。理由は、前号の【あとがき】で書いた事情によります。本誌を
継続発行するかどうかの決定には、少し時間を頂きたく思います。


●謹告 弊誌発行人・石原俊介氏死去(文責:伊藤博敏)
(会員制経済情報誌『現代産業情報』4月15日号=最終号より転載)

情報誌『現代産業情報』を創刊、30有余年にわたって発行、通刊711号を4月1日
に発送し、今号の準備をしていた4月14日(日曜日)、弊誌発行人の石原俊介氏
(本名・俊)の容体が急変、71歳の生涯を閉じました。肝臓がんでした。

4月17日に通夜、18日午前11時から告別式が、江戸川区東葛西の「平安祭典 葛
西会館」でしめやかに執り行なわれ、多数の参列をいただきました。故人に代
わりまして、お礼を申し上げます。

がんで腹水が溜まり、昨年末から入退院を繰り返しながらも、誇り高い石原氏
は、決して弱音を吐かず、最後まで『現代産業情報』の発行に執念を燃やして
おり、亡くなる2日前の12日にも、電話で打ち合わせをしたばかりでした。

「今そこにある危機を伝えなくして、どうするんだ!」

石原氏の口癖でした。危機を探るための勉強量は、どんな編集者、記者よりも
豊富だったと思います。

新聞雑誌はもちろんテレビの国会中継は必ずチェック、常に数冊のノンフィク
ション、ビジネス書、啓蒙書を併読、赤線を引きながら熟読していました。

表裏の人脈も絶やさず、夜は幾つもの「石原俊介を囲む会」を主催していまし
た。おそらく、“最後”の情報誌発行人と断言して差し支えないと思います。

高度経済成長からバブル期に向かう間、暴力団を始めとする反社会的勢力が経
済的に力をつけて台頭、グレーゾーンは広がり、誰もが水先案内人を必要とし
ていました。

そこに登場したのが石原氏です。

中卒で川崎の工場労働者となり、日本共産党に入党後、そのクレバーな頭脳を
買われて旧ソ連に留学。

帰国後、党を離れて水商売に関わるものの、業界紙の世界に飛び込んでたちま
ち頭角を現し、やがて大企業とマスコミとグレーゾーンを結ぶ情報誌発行人と
いう居場所を見つけます。

当初、この種の情報誌発行人は、総会屋もどきの“有象無象”も含め、数百人
単位でいました。

しかし、商法改正、総会屋事件などを経て、ほぼすべてが淘汰され、『現代産
業情報』は生き残りました。それは、石原氏が「プロの情報屋」「本物の水先
案内人」であった“証”です。

ただ、インターネットがもたらす情報洪水のなかで、石原氏もまた自らの存在
価値をどう高めるかに呻吟していたことは確かです。

その答を見出せぬまま亡くなりましたが、古希を越えて、なおも向上心を忘れ
ない姿勢には学ばされました。

石原氏を超える情報誌発行人はなく、情報誌という形態そのものが石原氏で
“最後”となるでしょう。従って、『現代産業情報』は、今号が最終号となり
ます。

読者の皆様方に、謹んで、長年の購読を感謝申し上げるとともに、石原氏の足
跡をもう少し、振り返ってみたいと思います。

(本誌の都合で、以下は次号にて掲載させて頂きます。筆者の伊藤博敏氏はフ
リージャーナリストです)



■金融審議会W・Gの議論
(保険業界紙・保険研究所刊『インシュアランス』5月1集号より転載)

金融審議会「保険商品・サービスの提供等の在り方に関するワーキング・グル
ープ(W・G)」の会合が続いている。

去る4月4日には第13回会合が開催、少子高齢社会に対応する商品として、不妊
治療保険の解禁の是非が議論された。

結果、社会的意義の重要性を重視した積極的賛成意見と、商品化に際しての技
術的な課題から慎重に対応すべきとする意見に分かれ、結論は持ち越しになっ
た。

しかし、慎重論はコンサバティブに過ぎるだろう。なぜなら、今次W・Gに対
する諮問事項の一つは、少子高齢化の急速な進行など社会経済の変化を背景に、
国民の多様なニーズに応えるための保険商品やサービスの提供、業務範囲の在
り方について答申することであり、いわば、商品開発の規制緩和が眼目の一つ
と考えられるからだ。

筆者は以前、私的な商品開発P/Tに加わったことがあるが、その際、ある高齢
者からの提案は、夫婦の片方が死亡して年金受給額が激減した場合(確定年金
の場合)、これまでどおりの受給額を限度として一定期間受給額をてん補する
商品は開発できないだろうかということだった。

このP/Tにはアクチュアリーも参加していたが、生・損の垣根を緩和すれば十
分に可能であり、むしろ、第4分野とでも位置付けられる保険商品として、国際
競争力にもつながる話ではないかという意見だった。

W・Gの検討課題としては、もう一つ重要な諮問事項がある。

それは、お客にとって必要な情報が簡潔で分かりやすく提供されるための保険
募集・販売の在り方等について、規制の全体像を視野に入れつつ検討するとい
うことだ。

これまでの議論を通じて見えてきたことは、多様な保険ショップも含めて、販
売者は自他商品の比較情報を適切に説明し、お客が自らの判断で最適な商品選
択ができるような体制を整備するプリンシプルを法制化しようという事務局の
思惑である。

これについては、まだまだ議論が続くと思われるが、過去の(現行の)重要事
項説明義務と同様、いたずらに書類、署名・捺印を増やすような形式的義務化
は避けるべきと思われる。

今後、国民の多様なニーズに対応する多様な商品が溢れる状況下で、十全の比
較説明は簡単ではない、かといって、販売者による我田引水の説明が跋扈すれ
ば、保険業界に対する国民的信頼は得られまい。

保険ショップを含むすべての販売者のベストアドバイスルールは、「無理には
売らない」という販売倫理を前提にしなければならず、これは、各社の経営理
念とガバナンスの問題というべきだろう。

むしろ、私的保障制度に関心のある消費者が、安心して販売資料を閲覧したり
質問できるような、すべての資料を備えた公的機関を、生・損両業界の垣根を
はずして設置・運用することこそ先決事項であろう。(客員・川崎)




【お知らせ】

■「第12回全国社内誌企画コンペティション」のご案内■

★トライして、たしかめよう、社内報の力!★

 社内誌、Web社内報、周年誌、記念誌編集者のみなさん、
 あなたのイチオシ企画を応募してください。

 今年も「第12回全国社内誌企画コンペティション」を行います。
 
 2012年4月~2013年3月までの企画を応募いただき、優秀な作品を表彰する
 ものです。1つの企画に対し、3人の専門家がていねいに審査し、審査講
 評を結果とともにみなさまにお送りしております。
 
 社内誌・広報誌を担当されるみなさまの成果を発表する場として、また
 社内誌・広報誌のレベルアップにご活用ください。みなさまのご応募を
 お待ちしています。

 応募締め切りは5月10日(金)です。

 今年初めて参加したい方、いつもDMが届かない方はご連絡いただければ
 応募要項を郵送いたします。大変お手数ですが、下記までご連絡ください。

 または以下のコミサポネットの「社内報の企画コンクール」で応募要項・
 応募申込書・企画応募用紙が取り出せます。
 ⇒http://www.commu-suppo.net/

 ご連絡先:ナナ総合コミュニケーション研究所
 社内誌企画コンペティション事務局
 富加見(ふかみ)まで
 TEL:03-5312-7471
 E-Mail:fukami@nana-cc.com


■社内広報サロン 第42回(東京)を開催■ 

テーマ「業種別サロン・社内報制作の悩みをシェアし、ヒントをもらおう!」

参加された皆様におおまかな業種別のグループに分かれていただき、それぞれ
の社内報の役割や年間企画の情報交換、業種ならでは企画立案の悩みなどを共
有します。アドバイザーからの事例や、他社の方の取り組みをうかがい、今後
の社内報制作や企画に生かすとともに、ネットワークを広げましょう。

開催日:5月24日(金)

時間:18:30~20:45 (受付18:15~)

開催場所:ナナ・コーポレート・コミュニケーション
   新宿区新宿1-26-6 加藤ビルディング5F

参加費:2,000円/1名 募集人数:20名(先着順)

お申し込み先:コミサポネットからお申し込みください。
⇒http://www.commu-suppo.net/

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 週刊メールジャーナル 2013年5月1日  第682号(水曜日発行)
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    編集発行人:川崎 明 / 発行所:メールジャーナル社
        〒130-0026 東京都墨田区両国2-1-4 第2西村ビル201
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