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【ドクター桜井の日本診療~793号~】

【ドクター桜井の日本診療~793号~】

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☆ドクター桜井の日本診療☆ ~793号~ 13.04.04
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◇日本にしかできないこと


 TPP交渉に参加することになった。日本は参加を表明したが、ア
メリカ国内の手続きが残っていて、いつから参加できるか不透明であ
る。最悪なのは、ルールがすでに決められていて、日本に交渉の余地
がない時期に参加し、ハンコだけ押さなければならない場合である。
 
 
これで本当に大丈夫なのか

 TPP交渉参加に向けて、安倍政権は米国政府の要求を次々呑んで
いる。例えば自動車関連の関税に関しては、交渉参加の前に関税を維
持することを認めてしまった。これでTPP参加の大きなメリットの
ひとつを失ってしまった。

 因みに、日本車が米国でかけられる関税率は普通車が2.5%で、
トラックは25%であり、課税額は877億円である。これが撤廃さ
れることによって自動車の価格が下がり、競争力を得られるはずだっ
たが当てが外れてしまった。

 それだけではない。米国はコメに関しても日本の課税額を問題視し
ており、これを撤廃させられると、コメ農家には大きな打撃になる。
さらに、自動車の輸入や保険に関しても米国は要求を突きつけられて
おり、これをうまく処理しなければ、日本の産業に大きな影響が出て
しまう。

 一方国内に目を転じてみると、円安によって、物価が上がり始めて
いる。電力料金やガソリン代、ティッシュペーパーやトイレットペー
パー、さらに小麦粉の値段も10%引き上げられたので、パンやパス
タも値上がりすることになる。

 これで賃金が上がれば問題ないのだが、原材料費の上昇分を価格転
嫁できなければ、賃金を引き上げるどころか、引き下げなければなら
なくなる。年金生活者はどうなるのだろうか。

 マスコミもやっとアベノミクスの影の部分を報道するようになった
が、元々理論的には問題のある政策である。大いなる社会実験を行っ
て国民生活に大きな打撃が出る前に、方向転換を図る必要があること
は言うまでもない。
 




                  参議院議員・医師 桜井 充








【秘書のつぶやき】
 桜井充秘書小林です。
 リフレ派の主張をみてみると「インフレ期待がないから物価が上が
らない」という意見が見られます。しかし、日銀による「生活意識に
関するアンケート調査」の中の「現在の物価に関する実感」を見てみ
ると、何年も前から「少し上がった」「かなり上がった」が約半数を
占め、「何%程度物価が変化したか」については+3%弱、「1年後
の物価が何%変化するか」については+4%という結果が出ていまし
た。つまりデフレ下でも多くの国民が物価は上がっていると感じてい
たということです。
 今後1年間の支出を考えるに当たって重視することについては「収
入の増減」がダントツの約73%。本日は金融政策決定会合の結果を
受け、株高円安になりましたが、物価上昇を上回るだけの賃金上昇が
できるかどうかがこれからの景気の鍵を握っていると思います。
(小林太一)





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★事務局より

◇テレビに出演いたします!
 
 
 今度の日曜日、4月7日(日)、下記のとおりテレビ出演を
いたします。
 是非ご覧下さい!



番組名:『日曜討論』
    

日 時:平成25年 4月 7日(日) 
    
    朝 9:00~ 10:00
    
    
放送局:NHK


主な内容:普天間基地移設問題と沖縄の負担軽減について
     TPP交渉について
                …等

     

※番組内容により、予告なく変更される場合があります。
 ご了承ください。


※同時にラジオ第1、後日NHKオンデマンドにて放送されます。


    

お問い合わせについては下記までお願いいたします
(桜井充東京事務所)

電話 03-6550-0512
メール mitsuru_sakurai@sangiin.go.jp

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