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奈良まほろば館メールマガジン第号

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奈良まほろば館メールマガジン

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□◆◇■ 第91号 (毎月21日発行)  ■◇◆□

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☆これから4月にかけてのイベント案内
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■祈りの回廊 -薬師如来を巡る旅-
 開催中~4月2日(火)
薬師如来は東方浄瑠璃世界を治め、医薬を司り、衆生の病気を治して安楽を与えてくださる仏様です。そのため、古くから多くの人々が病気平癒を願って、薬師如来に祈りを献げてきました。奈良には漆黒に輝き、仏教美術の最高峰のひとつとも称される薬師如来坐像を祀る薬師寺や3体の薬師如来を祀る法隆寺など多くのお寺で薬師如来を拝観することができます。また、春から夏にかけて正暦寺や榮山寺などで薬師如来の秘宝秘仏特別開帳が行われます。人々の病気を治し、安らぎを与えてくださる薬師如来をご紹介します。

■花まつり -命の恵みに感謝する―
 4月4日(木)~4月9日(火)
お釈迦様の誕生を祝う行事「花まつり」。誕生日の4月8日には草花で飾った花御堂を作り、その中に盆を置いて甘茶を満たし、盆の中央に置かれた誕生仏の像に柄杓で甘茶をかけて、仏様をはじめ万物が生まれたとされるこの日を祝います。古くから民衆に身近なお祭りとして、宗派を問わず、法要や稚児行列などが執り行われてきましたが、地域の繋がりが薄れ、法要を行う寺院が少なくなった現代、花まつりの存在が遠のいてしまいました。しかし、大震災を経験した今、命の大切さに感謝する花まつりに注目し、ご紹介したいと思います。
[4月4日は奈良まほろば館が開館して4周年になります。これを記念して、期間中の6日(土)・7日(日)に4周年の感謝をこめた抽選会を開催いたします。]

■慶派 -奈良の再興を果たした仏師たち-
 4月11日(木)~4月23日(火)
興福寺南円堂の不空羂索観音菩薩坐像を作った康慶をはじめ、円成寺多宝塔の大日如来坐像を作った運慶、東大寺勧進所の僧形八幡神坐像を作った快慶など、写実的で躍動的な作風を特徴とする仏師たちは、名前に「慶」の字が付くことが多いことから「慶派」と呼ばれています。平安後期におこった仏師の一派で、奈良を中心に活躍したことから「奈良仏師」とも呼ばれ、当時、衰退していた数々の寺院の再興に力をつくし、現在、慶派によって作られた仏像の多くが国宝に指定されています。
このような慶派仏師の活躍によって鎌倉時代に復興を成しとげた興福寺では、創建1200年を記念して、この春、南円堂の特別公開が行われます。

■紀伊山地の霊場 -いにしえの神々が鎮まる、癒しと蘇りの聖地へ-
 4月25日(木)~5月7日(火)
古くから、多様な信仰を受け入れ、大自然のすべてを神仏とし、人々も一緒に共生してきた紀伊山地の霊場には、現代社会に疲れた私たちを癒し、蘇らせる神秘に満ちあふれています。
標高千数百メートル級の急峻な山々が続く修験道の聖地「吉野・大峯」。空海が真言密教の根本道場として創建した金剛峯寺をはじめ、117の寺院が建ち並び、約1200年の信仰の歴史を持つ「高野山」。熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の三社からなり、自然崇拝を起源とし、仏や菩薩を習合した熊野権現を祀る「熊野三山」。これら癒しと蘇りの聖地である3つの霊場をご紹介します。

※イベントの詳細は、奈良まほろば館のホームページで随時案内いたします。
※都合により、イベント内容に変更が生じる場合があります。
※各展示の最終日は閉館時間前に終了することがあります。ご了承願います。

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☆奈良まほろば館 講演&講座案内
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■講演「奈良の薬と歴史」
 古い建物が多い奈良町の中でも、とりわけ目を引く外観の「菊岡漢方薬」。看板や調剤道具などが800年以上の歴史を物語る老舗中の老舗で、かつての薬道具の展示やガラス張りの調剤室などが店内にあり、古き良き時代の雰囲気をよく残しています。陀羅尼助丸など多数の薬を取り扱い、丁寧な問診を行っている菊岡漢方薬の店主様にお越しいただき、奈良の薬の歴史について興味深い内容をお話しいただきます。
[*奈良まほろば館イベント「祈りの回廊-薬師如来を巡る旅-」展の連携講演です。]
1.日  時:平成25年3月30日(土)第1回 (満員)/第2回 15時00分~(各回1時間程度)
2.講  師:菊岡 泰政 氏(菊岡漢方薬 二十四代目店主)
3.会  場:奈良まほろば館2階
4.資料代等:無料
5.定  員:各回70名(先着順)
※申込方法は【お申込について】をご覧ください。

■元興寺 法話会
 お釈迦様の誕生を祝う春の行事「花まつり」。その日本での始まりは、606年に元興寺の前身である飛鳥寺で行われたのが初めてといわれ、その後、宗派を問わず広く行われるようになりました。お寺の境内に草花で飾った花御堂を作り、その中に誕生仏を安置した水盤を置いて、頭上から柄杓で甘茶をかけて祝う「花まつり」。元興寺では5月8日(旧暦4月8日)に行われています。今回、元興寺ご住職様に花まつりの魅力についてお話いただきます。
[*「花まつり-命の恵みに感謝する-」イベント連携講演です。]
1.日  時:平成25年4月6日(土)第1回 13時00分~/第2回 15時00分~(各回1時間程度)
※第1回と第2回は同じ内容です。
2.講  師:辻村 泰善 師(元興寺 住職)
3.会  場:奈良まほろば館2階
4.資料代等:無料
5.定  員:各回70名(先着順)
※申込方法は【お申込について】をご覧ください。

■興福寺 講演会
 康慶、運慶の父子を中心とする慶派仏師の名作が興福寺には多数残されており、その多くが国宝に指定されています。康慶が作った不空羂索観音菩薩坐像を南円堂に安置する興福寺では創建1200年を記念して、この春、南円堂の特別公開が行われます。その興福寺から講師をお招きし、興福寺の鎌倉時代の彫刻についてお話しいただきます。
[*「慶派-奈良の再興を果たした仏師たち-」イベント連携講演です。]
第1回 講演「運慶、康慶と興福寺の鎌倉彫刻」※定員に達しました。
第2回 興福寺 法話会
1.日  時:平成25年4月20日(土)第1部 13時00分~/第2部 15時00分~(各部1時間程度)
※第1部と第2部は同じ内容です。
2.講  師:辻 明俊 師(興福寺 録事)
3.会  場:奈良まほろば館2階
4.資料代等:無料
5.定  員:各部70名(先着順)
※申込方法は【お申込について】をご覧ください。

《NEW》
■安倍文殊院 法話会
 今年2月、安倍文殊院に安置されている「木造騎獅文殊菩薩および脇侍像」が新たに国宝に指定されました。騎獅文殊菩薩像など4体は、東大寺大仏の再興事業の総仕上げとして作られた群像で、流れるような美しさのある作品で知られる仏師・快慶によって鎌倉時代に制作されました。また、中国の五台山を舞台にした文殊説法を主題にしたもので、快慶の代表作の一つとなっています。今回、国宝に指定されたことを記念して、騎獅文殊菩薩像や安倍文殊院の魅力についてお話しいただきます。
[*「慶派-奈良の再興を果たした仏師たち-」イベント連携講演です。]
1.日  時:平成25年4月21日(日)第1回 13時00分~/第2回 15時00分~(各回1時間程度)
※第1回と第2回は同じ内容です。
2.講  師:東 快應 師(安倍文殊院 執事長)
3.会  場:奈良まほろば館2階
4.資料代等:無料
5.定  員:各回70名(先着順)
※申込方法は【お申込について】をご覧ください。

《NEW》
■まほろば倶楽部 奈良カルチャー
 奈良まほろば館ならではの文化講座です。みなさまのご参加をお待ちしております。
◆写経教室(定員30名(先着順))
 奈良の法相宗大本山薬師寺からお坊様をお招きし、写経を行います。完成した写経は、薬師寺の納経堂に納められ永代供養されます。1回だけの受講も可能です。
 1.日時:毎月第2水曜日(4/10、5/8)時間:19:00~21:00
 2.資料代等:1回3,000円(写経納経料含む)※道具はお貸しいたします。
 3.講師:根来 穆道 師(ねごろ ぼくどう/薬師寺東京別院 僧侶)
      龍谷大学大学院文学部修士課程修了

◆切り絵教室(定員20名(先着順))
 奈良の美しい仏像を、お寺のお話を交えながらモノトーン切り絵で作ります。
1.日時:4/28、5/19、6/16 時間:16:00~17:30
2.資料代等:1回2,000円(材料費込み)
 ・道具はこちらでご用意します。
3.講師:西村 幸祐 氏(にしむら こうすけ/切り絵作家) 
 ・1947年奈良県生まれ。15年間大手電機メーカーで商品企画・技術開発業務に従事後、1988年に独立して起業。現在コンピュータ関連会社「(株)クリエイト」(大和郡山市)代表取締役。
 ・子供の頃からの仏像好き。2002年滋賀県向源寺の国宝十一面観音を拝観、その美しさに心打たれて以来、仏像切り絵に取り組む。独自のモノトーンで表現する手法で完成させた作品は1,000点を超え、現在も創作を続ける。
 ・2005年より毎年奈良、東京で作品の展示と切り絵ワークショップを開催、モノトーン切り絵の普及活動を行う。
4.予定内容:
 ・4/28 奈良市内(東大寺、興福寺、奈良国立博物館、元興寺、新薬師寺)
 ・5/19 斑鳩の里(法隆寺、中宮寺、法起寺、法輪寺)
 ・6/16 西ノ京(薬師寺、唐招提寺)
 複数のお寺の歩き方や西村氏が思う魅力について30分ほどお話しいただいてから、話の中に出てくるお寺の仏像切り絵(A4サイズ1枚)を楽しんでもらいます。

※申込方法は【お申込について】をご覧ください。
※お申込の締め切りは開催日の3日前までです。
※受講料は当日開始前に頂戴いたします。
※受付は開始30分前から行います。開始10分前までにお越しください。

【お申込について】
○申込方法: 
 ・ハガキまたはFAX
 必要事項(講演名・講演日・希望時間(回)(複数回開催の場合のみ)・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・FAX番号・年齢)を明記いただき、奈良まほろば館までお送りください。
 ・ホームページ
 奈良まほろば館のホームページ(URL:http://www.mahoroba-kan.jp)にアクセスいただき、「講座案内」の「申込フォーム」からお申し込みください。複数回開催の場合は、補足欄に希望時間を明記ください。

○お問い合わせ先:
 奈良まほろば館 【開館時間】10:30~19:00
 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-6-2 奈良まほろば館2階
 TEL:03-3516-3931 / FAX:03-3516-3932
 ※聴講券等の発行はいたしません。定員に達し、お断りする場合のみご連絡いたします。
 ※申込後にキャンセルされる場合は事前にお知らせください。

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☆★☆★☆★ 編集後記 ★☆★☆★☆
日本橋のたもとにある桜の木が開花し始めました。満開までもうすぐです。奈良の桜の名所といえばなんといっても吉野山。今年の見頃は4月中旬頃になりそうです。吉野山を含め、金峯山寺や吉水神社など修験道の聖地「吉野・大峯」は、金剛峯寺をはじめ、117の寺院が建ち並ぶ「高野山」や熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の三社からなる「熊野三山」とともに2004年、世界遺産に登録されました。来年で10周年になります。
三つの地域を一度に訪れるのは距離的、時間的にたいへんかもしれませんが、思い切って巡ってみてはいかがでしょうか?古くから多様な信仰を受け入れ、大自然のすべてを神仏としてきた神秘的な地、紀伊山地で癒しと蘇りを感じてみませんか?
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