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ごまめの歯ぎしり 2013年3月13日号 消費税の外税表示

ごまめの歯ぎしり 2013年3月13日号 消費税の外税表示

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       衆議院議員 河野太郎の国会日記
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消費税の引き上げには、事前に考えておかなければならない様々な
問題点があります。

たとえば、手元にあるスーパーのチラシをみると、498円、29
8円、598円といった価格が並びます。全て税込価格です。これ
が消費税8%への引き上げで、どうなるでしょうか。

498円は512円に、298円は306円に、598円は615
円になります。

しかし、安さを強調するために、498円や298円という価格設
定をしてきたスーパーが、512円、306円という価格設定にす
るでしょうか。それとも8%の消費税込みでも498円や298円
の価格を維持しようとするでしょうか。

もしスーパーが498円や298円といった価格は変えたくない、
そして、スーパーに製品を納めているそれぞれのメーカーが消費税
の値上げ分をきちんと卸価格に転嫁するとしたら、パッケージや容
器を変更して、製品一つ一つの量を減らさなくてはなりません。

前回、消費税を3%から5%に引き上げた時に、私の知り合いのか
まぼこ屋さんは、実際にかまぼこ板を小さくしたそうです。でも、
量を変えることができない品物はどうするのでしょうか。

今回の消費税引き上げは、2014年4月1日から8%、2015
年10月1日から10%に段階的に消費税が引き上げられます。か
まぼこ屋さんは、2年間に2回もかまぼこ板を切らなくてはならな
いのでしょうか。

こうした問題を回避するために、自民党税調では、この店の商品の
価格は「税抜き価格」であることをはっきりと消費者にわかるよう
に掲示しておけば、「税抜き価格+税額」という表示のしかたをし
てもよいことにしました。

つまり、その通りに税法が成立すれば、「税込価格512円」とい
う表示の代わりに、「本体474円+税額38円」という表示をし
てもよいことになります。

そうしておけば、税制改正のたびに、スーパーで売られている蒲鉾
のかまぼこ板を切ったり、豆腐の入れ物を小さくしたりしなくても
すむことになります。

また、消費税改定の直前での値札の張り替え作業なども必要なくな
ります。

さらに現在の益税、損税の問題をどうするか、インボイスをどうす
るか、簡易課税をどうするか等、解決すべき問題はまだまだありま
すが、一つ一つ解決していきたいと思います。
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