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平和フォーラム・原水禁メールマガジン 第136号

平和フォーラム・原水禁メールマガジン 第136号

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◆◇◆ 平和フォーラム・原水禁メールマガジン  第136号
◆◇◆      2013年3月12日発行(月2回発行)
◆◇◆        フォーラム平和・人権・環境 原水禁国民会議
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平和フォーラム・原水禁のメールマガジンをお送りします。
転送は歓迎します。
アドレス変更やバックナンバー、配信停止などについては、お手数ですが、
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*** 目 次 *********************************************************

1.今号の焦点(平和フォーラム・原水禁および関係団体の活動と報告)
(1)「つながろうフクシマ!さようなら原発大行動」が開催されました
                 (3月9日~11日・明治公園ほか)
(2)4月3日に「憲法問題連続学習集会」の第1回目を開催します
(3)3月31日に「朝鮮学校はずしにNO!すべての子どもたちに学ぶ権利を全国
   集会&パレード」
(4)4月6日に青森で第28回「4.9反核燃の日全国集会」「全国交流集会」
(5)性急なTPP交渉参加に反対する生産者・消費者行動を3月28日に開催
(6)オスプレイの低空飛行訓練・夜間飛行訓練実施への抗議声明(3月5日)
(7)その他の今後の主な取り組み

2.原発関連コーナー~持続可能で平和な社会をめざして~
(1)福島で3月23日に「原発のない福島を!県民大集会」を開催
(2)821万筆を超えて、「さようなら原発1000万人署名」も佳境に

3.刊行物のご案内
(1)パンフ「細解説 オスプレイの沖縄配備と全国での低空飛行訓練」
(2)パンフ「脱原発法をつくろう!」
(3)パンフ「制裁白書~許されざる在日朝鮮人に対する人権侵害」
(4)パンフ「放射能とその人体への影響-基礎知識Q&A」
(5)平和フォーラム・原水禁機関誌「ニュースペーパー」3月号

4.平和フォーラムホームページ各コーナー更新のご案内
(1)コリアン情報ウィークリー

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1 今号の焦点(平和フォーラム・原水禁および関係団体の活動と報告)
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(1)「つながろうフクシマ!さようなら原発大行動」が開催されました
                  (3月9日~11日・明治公園ほか)

 2011年3月11日の東日本大震災・福島第一原発事故から2周年をむかえた3月
9日~11日に、原水禁も参加するさようなら原発1000万人アクションでは、「つ
ながろうフクシマ!さようなら原発大行動」として集会と講演会を開催しました。
9日に東京・明治公園で行われた大集会には約1万5千人が参加し、大江健三郎
さんや鎌田慧さんなどの呼びかけ人や、各地からの報告などが行われ、集会後に
パレードを行いました。11日に東京・品川区立総合区民会館「きゅりあん」で開
催された講演会には約1200人が参加し、坂本龍一さんや澤地久枝さんなどが脱原
発を訴えました。

 ■9日の大集会の報告はこちら
  http://sayonara-nukes.org/2013/03/130309action/

 ■9日の大集会のビデオ報告はこちら
  http://www.peace-forum.com/houkoku/20130309v.html

 ■11日の講演会の報告はこちら 
  http://sayonara-nukes.org/2013/03/130311action/#more-2924

(2)4月3日に「憲法問題連続学習集会」の第1回目を開催します

 改憲を公約に掲げる自民党の安倍首相や石原慎太郎前東京都知事を代表とする
日本維新の会などの動きに対し、平和フォーラムは毎月1回ペースで「憲法問題
連続学習集会」を開催し、著名人や憲法学者の方から講演・提起を受けていくこと
にしています。
 第1回を4月3日に開き、澤地久枝さん(作家)などの講演を受けます。どな
たも参加出来ます。

 日時:4月3日(水)18:30~20:30(開場18:00)
 会場:連合会館(旧・総評会館)2階大会議室
 (地下鉄「新御茶ノ水」「淡路町」「小川町」B3出口前、JR中央線「御茶ノ
  水」徒歩5分)
  地図 http://rengokaikan.jp/access/
 内容:講演「私と憲法」講師・澤地久枝さん(作家)
        講演「憲法をめぐる状況と課題」講師・山内敏弘さん(一橋大学名誉教授)
 参加費:500円(資料代を含む)
 問合せ:平和フォーラム(電03-5289-8222)

(3)3月31日に「朝鮮学校はずしにNO!すべての子どもたちに学ぶ権利を全国
   集会&パレード」
 
 2月20日、文部科学省は、朝鮮学校への高校授業料無償化制度を適用しないことを
発表しました。これにより、高校無償化制度から朝鮮学校生徒だけが除外されること
となりました。高校無償化制度は、すべての子どもに学ぶ権利を平等に実現していく
上で重要な意義を果たすべきものであり、北朝鮮との政治的・外交的問題とは、一切
関係のないものです。
 全国朝鮮高級学校学生連絡会をはじめとする関係者や、平和フォーラムを含む各種
団体の呼びかけによって、3月31日に「朝鮮学校はずしにNO!すべての子どもたち
に学ぶ権利を全国集会&パレード」が開催されます。多くの参加をよびかけています。
 
 日時:3月31日(日) 開場12時  集会午後1時~
    ※パレード出発 15時(日比谷野音~新橋~銀座~東京駅~常盤橋解散予定)
 会場:東京・日比谷野外音楽堂(地下鉄「霞ヶ関駅」「日比谷駅」)
     ※地図 http://hibiya-kokaido.com/map.html
 内容:実行委挨拶/著名人の激励メッセージ/朝鮮高校生の公演(合唱と舞踊)
    朝鮮高校生代表の発言/全国朝鮮学校校長会代表の発言/各地の裁判報告
    朝鮮学校オモニ会代表の発言/集会決議の提案/パレード出発

(4)4月6日に青森で第28回「4.9反核燃の日全国集会」「全国交流集会」

 4月6日、青森市で第28回「4.9反核燃の日全国集会」「全国交流集会」が開催さ
れます。この集会は1985年4月9日に、青森県議会の全員協議会が六ヶ所村に核燃料
サイクル施設の受け入れを決めた日であることから、「反核燃の日」として、毎年抗
議の全国集会として開催されてきたものです。
 福島原発事故によって、プルトニウム利用政策はもとより原子力政策が破綻をして
おり、六ヶ所再処理工場の廃止に向けて大きな山場を迎えています。多くの方の参加
を呼びかけています。

●第28回「4.9反核燃の日全国集会」

 日時:4月6日(土)14:00~16:00
 会場:青森市「青い森公園」(青森県庁隣/JR「青森駅」7分)
 内容:屋外集会と市内デモ行進
 主催:核燃とめよう!全国実行委員会
    原水禁国民会議、原子力資料情報室、青森県反核実行委員会ほか
 問合せ:青森原水禁(電017-776-5665)

●「4.9反核燃の日全国交流集会」

 日時:4月6日(土)16:00~18:00
 会場:リンクステーション青森(旧青森市文化会館)大会議室
    ※地図 http://www.actv.ne.jp/~aobunspo/01_kaikan/kaikan_intro2.htm
 内容:講演「核燃料サイクルの破綻と脱原発」(仮)
       講師:海渡雄一さん(弁護士)
    六ヶ所再処理工場の現状報告
    福島原発事故の報告
    もんじゅについての報告
 主催:原水禁国民会議(電03-5289-8224)

(5)性急なTPP交渉参加に反対する生産者・消費者行動を3月28日に開催

 安倍首相は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加の姿勢を強めてお
り、近日中にも表明を行うのではないかとの見方が広まっています。TPP交渉は、
農業への打撃だけでなく、国民生活に多方面にわたって影響を与えるものです。しか
し、政府が十分な情報を開示せず、国民的議論を行うことなく、性急にTPP交渉へ
の参加表明を行うことは大きな問題です。平和フォーラムは、3月28日に農民・消費
者団体とともに「性急すぎるTPP交渉参加の撤回を求める生産者・消費者行動」を
行い、各団体・各党の意見表明を受け、政府の姿勢をただします。

 日時:3月28日(木)13:30~16:00
 場所:参議院議員会館1階101会議室(地下鉄「永田町」「国会議事堂前」下車)
 内容:各団体あいさつ(平和フォーラム、生産者・消費者団体)/各党・関係団体
    意見表明/情勢・問題提起(鈴木宣弘東京大学教授)/関係省への要請
 問合せ:平和フォーラム(電03-5289-8222)

 ■平和フォーラムの「安倍内閣によるTPP交渉参加の姿勢に対する見解」
  http://www.peace-forum.com/seimei/20130312.html

(6)オスプレイの低空飛行訓練・夜間飛行訓練実施への抗議声明(3月5日)

 3月5日から8日にかけて、沖縄県普天間基地に配備されている垂直離着陸輸送機
オスプレイの国内での低空飛行訓練・夜間飛行訓練が山口県岩国市の米軍岩国基地周
辺において実施されました。墜落の危険性の高いオスプレイの配備や飛行訓練の実施
強行を許すことはできません。平和フォーラムは3月5日に抗議声明を発出しました。
 また、パンフレット「詳細解説 オスプレイの沖縄配備と全国での低空飛行訓練」
も発行しました。(「刊行物のご案内」参照)

 ■抗議声明はこちら
  http://www.peace-forum.com/seimei/130305.html

 ■オスプレイに関する資料等はこちら
  http://www.peace-forum.com/mnforce/OspreyTop/Top.html

(7)その他の今後の主な取り組み(各地の集会も掲載します)

 3月16日 福島原発事故を忘れない 女川原発再稼動を許さない!3.16みやぎアク
      ション(仙台市「錦町公園」)
           http://www.peace-forum.com/gensuikin/katsudou/130316yotei.html
 3月20日 イラクテン-日米イラク戦争の正体(10:00~東京・早大) 
      http://www.peace-forum.com/houkoku/20130320chirashi.pdf
 3月21日 平和フォーラム運営委員会
 3月27日 再処理とめたい! 経済産業省前行動(18:30~経産省別館前)
      http://www.peace-forum.com/gensuikin/katsudou/130327yotei.html
 3月30日 第6回強制動員真相究明全国研究集会(13:00~東京・東大駒場)
      http://www.peace-forum.com/houkoku/20130330chirashi.pdf
 4月11日 平和フォーラム常任幹事会
 4月13日~14日 オスプレイ配備撤回・米軍基地問題を考える全国集会
                 (東京・津田ホール・日本青年館)
 4月20日 食の安全・監視市民委員会食品表示シンポジウム(13:30~連合会館)
 4月24日 第88回原水禁全国委員会(13:00~東京・日本教育会館)
 4月24日 第15回平和フォーラム総会(15:00~東京・日本教育会館)
  4月27日 第84回中央メーデー(東京・代々木公園)

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2 原発関連コーナー~持続可能で平和な社会をめざして~
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(1)福島で3月23日に「原発のない福島を!県民大集会」を開催 

 福島原発事故被災地の福島で3月23日に県実行委員会主催の「原発のない福島を!
県民大集会」が福島市で開催されます。どなたも参加できます。
 
 日時:3月23日(土)10:00開場
 内容:11:00~ 第1部「被災地をはじめ福島県に伝わる民俗芸能」
    13:00~ 第2部「県民大集会」 ※15:00終了予定
     ※サブアリーナにて出店、展示あり(10:00~15:30)
 会場:福島市・あづま総合体育館
  (福島駅より「佐原」「四季の里」行きバス室石付近下車、タクシーで25分)
   ※当日は福島駅西口より臨時バス運行(無料・9時30分より運行予定)
 主催:「原発のない福島を!県民大集会実行委員会」
 問合せ:(tel.024-522-6101 fax.024-522-5580 福島県平和フォーラム)

 ■県実行委員会のホームページはこちら
  http://fukushima-kenmin311.jp/

(2)821万筆を超えて、「さようなら原発1000万人署名」も佳境に

 「さようなら原発1000万人署名」は、3月4日現在の署名数は821万1092筆に
のぼりました。政府と国会への第二次提出は、現在のところまだ日時は未定です
が、1000万筆の集約をめざし、引き続きご協力をお願いいたします。

 送付先:101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
      連合会館1階 原水禁気付
      「さようなら原発」一千万署名 市民の会

 ■さようなら原発1000万人署名用紙はこちら
  http://bit.ly/VRFsVU(PDF)
  http://bit.ly/UzGvcJ(WORD)
  http://bit.ly/VcL3cS(PDF・英語版)

 ※首相と衆議院議長の交代に伴い、署名用紙を更新しましたが、これまでの署名
  用紙も引き続きお使いいただけます。

 ■新しい呼びかけチラシをつくりました
  http://bit.ly/13hq8al

 ■「署名キット(署名集めに必要なものとあったらいいもの)」はこちら
  http://sayonara-nukes.org/syomei_a/

 ■街頭署名用音源はこちらから
  http://sayonara-nukes.org/2011/12/111207news/

 ■ネット上からも署名ができます─オンライン署名フォームはこちら
  http://sayonara-nukes.org/shomei/pttn_frm_j/

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3 刊行物のご案内
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(1)パンフ『詳細解説 オスプレイの沖縄配備と全国での低空飛行訓練』

 米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイについての解説パンフを発行しました。14項
目にわたりオスプレイと低空飛行問題を解説しています。運動にご活用ください。

 体裁:A5判40ページ
 内容:「オスプレイとは何ですか?」「日本にはどのような関係がありますか?」
    「オスプレイは危険な飛行機なのですか?」「低空飛行訓練にはどのよう
    な問題がありますか?」などをわかりやすく解説
 頒価:100円(送料別)
 発行:平和フォーラム(tel.03-5289-8222)

(2)パンフ「脱原発法をつくろう!」

 脱原発基本法の制定をめざして、2012年8月に設立された市民団体「脱原発法
制定全国ネットワーク」(原水禁・平和フォーラムも呼びかけ団体)が、法案の
内容やそのねらいをQ&A形式で解説するパンフ「脱原発法をつくろう!」をつ
くりました。原水禁・平和フォーラムでも取り扱っています。ご活用ください。

 体裁:A5判37ページ
 内容:脱原発基本法案/脱原発基本法 提出・賛成・賛同議員
    脱原発法案Q&A/脱原発法で原発推進の国策にとどめを
    代表世話人・呼びかけ団体
 頒価:300円(送料別)
 製作・発行:脱原発法制定全国ネットワーク
 申込:原水禁(tel.03-5289-8224)

(3)パンフ「制裁白書~許されざる在日朝鮮人に対する人権侵害」

 日朝国交正常化連絡会は在日朝鮮人の生活と権利を脅かす日本政府の制裁措置に
ついて、内容と不当性をまとめたパンフを発行しました。ご活用をお願いします。

 体裁:A5判40ページ
 編集:東北アジアに非核・平和の確立を!日朝国交正常化を求める連絡会
 内容:日朝関係のなかの制裁措置/朝鮮民主主義人民共和国に対する制裁の実態/
    高校無償化の朝鮮学校除外/日本政府への要望書/関連資料
 頒価:300円(送料別・30部以上は割引あり)
 発行:平和フォーラム(tel.03-5289-8222)

(4)パンフ「放射能とその人体への影響-基礎知識Q&A」

 福島第一原発事故によって、放射性物質が拡散し、周辺地域が汚染されていま
す。放射能について基礎的な知識をわかりやすくQ&A形式でまとめました。
好評につき、増刷しました。

 体裁:A5判38ページ
 著者:藤井石根(明治大学名誉教授/原水禁専門委員)
 頒価:300円(送料別)
 発行:原水爆禁止日本国民会議(tel.03-5289-8224)
 ■詳しくはこちら
  http://www.peace-forum.com/gensuikin/syuppan/110629syoseki.html

(5)平和フォーラム・原水禁機関誌「ニュースペーパー」2013年3月号

 ・インタビューシリーズ 全オリジン労働組合協議会 議長 本間正史さん
             オリジン電気労働組合 書記長 関上哲生さんに聞く
 ・求めるものは平和・社会民主主義・脱原発
 ・首相が「最重要課題」とする問題への憲法的視点
 ・政権交代でどう変わる食料・農業政策
 ・さらなる困難な状況に直面する福島
 ・日本の再処理・プルトニウム抽出が国際問題化
 ・米原子力規制委が攻撃部隊を使った原発警備演習
 ・外国人労働者の権利を訴えて「マーチ・イン・マーチ」
 ・各地の活動紹介・清水澄子さんを悼む ほか

 ■ニュースペーパーの記事の内容、バックナンバーはこちら
  http://www.peace-forum.com/newspaper/

 ※パンフ等のお申し込みはFAX、またはメールでお願いいたします。
 (fax.03-5289-8223 メール:peace-forum@jca.apc.org)

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4 平和フォーラムホームページ各コーナー更新のご案内
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(1)コリアン情報ウィークリー

第490号 勤労挺身隊被害者「不二越」に損害賠償訴訟
    http://www.peace-forum.com/korean/weekly/koreaweekly130218.htm

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編集後記
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 3月9日の東京はとてもいい天気でした。ほんの数日前まで、コ
ートを着てマフラー姿で外出していたのがうそのような暖かさ。明
治公園では、「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」が開
催され、約1万5千人が参加しました。今回は昨年の7.16集会とは
違って、「みんな東京へ集まろう!」ではなく、「各地でアクショ
ンを起こしてつながろう!」という趣旨の行動でした。実際に9日
~11日にかけて、全国では多くの集会やデモが開催されています。

 毎度のことですが、大きな集会の前はやることも多く、疲労があ
る程度の域に達すると、変なテンションになることもしばしば。さ
さいなことが妙におかしく思えて笑ったり、ふと多幸感に包まれる
ような瞬間があったり。参加したことがあるわけではありませんが、
泊りがけで「自己啓発セミナー」に参加したときのような感覚は、
これに似ているのかもしれません(笑)。大変ですが、市民が脱原
発への思いを新たにする場づくりをしているという、充実した気持
ちがあることも事実です。

 一方でその「充実」には、福島第一原発事故が少なからず影響し
ていることを考えるときに、いつも後ろめたさを感じてしまいます。
しかし、その後ろめたさは、克服するものではなくて、むしろ持ち
続けなければいけないものだとも思っています。今でも自分自身、
被災地や被災地の外でさまざまなボランティア活動を行う人々の話
を聞いたり、何かで読んだりするとき、なんとなく心が落ち着かな
い感覚にとらわれることがあります。それはどこかに、脱原発を言う
ことによって、何か大事なことから目を逸らそうとするような、ある
種の欺瞞を私が抱え込んでいるからだと思うのです。真正面から2年
前の「あの日」を見据えることが、正直恐いと思う自分がいます。

 あの震災を、あの原発事故を「なかったこと」にして、原発を推
進しようとするような勢力と、今後も対峙しなければなりません。あ
の日以来、私たちはそれぞれの「後ろめたさ」を抱えていかざるを得
ない。そんな時代を生きているように思います。

 メールマガジン次号は、3月25日発行予定です。(阿部)

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連絡先等
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[平和フォーラムメールマガジン]
発行:フォーラム平和・人権・環境、原水爆禁止日本国民会議
(〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11連合会館内)

◆内容についてのお問い合わせは、平和フォーラムまで。TEL03-5289-8222
peace-forum@jca.apc.org

◆このメールに関するご意見・ご要望、又は、転載を希望する場合は、以下ま
でお願いします。
peace-forum@jca.apc.org