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新潟県知事泉田裕彦のメルマガ「たがいに・にいがた」第311号

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◆◆◆新潟県庁発行(平成25年2月8日発行)VOL.311◆◆◆

今週の「ひとりごと」
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 皆さんこんにちは!新潟県知事の泉田裕彦です。
 今週のコラムは、「愛すべき「ゆるキャラ」と「リアルモデル」で情報
発信」をお届けします。

◇愛すべき「ゆるキャラ」と「リアルモデル」で情報発信
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 世の中にはいわゆる「キャラクター」と呼ばれるものは数知れず存在し
ています。アニメのキャラクター、企業や商品のPRキャラクター、自治
体のキャラクター、公共サービスのキャラクターなど様々なジャンルで日
々日本のどこかで活動していることでしょう。

 全国の自治体では観光の誘客、地域の名産品の販売促進のために多くの
「キャラクター」が誕生しています。一般的には「ゆるキャラ」と呼ばれ
ているものです。

 名前の由来は「ゆるいマスコットキャラクター」が由来で、この名称の
提唱者の漫画家・エッセイストのみうらじゅん氏によると、「ゆるキャラ」
として認められるための条件として3つのことを挙げています。

 1つ目は「郷土愛に満ちあふれた強いメッセージ性があること」、2つ
目は「立ち振る舞いが不安定かつユニークであること」、3つ目は「愛す
べき、ゆるさを持ち合わせていること」です。

 着ぐるみとしてイメージした時にこの条件は大変納得できます。郷土に
ちなむものを盛り込み過ぎたり、意図したことが着ぐるみではうまく再現
できなくて企画倒れになっていたりすることも、発案した人達の郷土を愛
する思いを考えますと「ご愛敬」で、皆さんが受け入れることが「ゆる
キャラ」たる所以だと思います。

 新潟県では、2009年の新潟国体開催のときにマスコットキャラクターと
して男の子の「とっぴー」と女の子の「きっぴー」のペアで「トッキッキ」
を採用し、同大会の広報や式典などで大会を盛り上げてもらいました。

 今は県全体の宣伝課長として学会の全国大会、地域の運動会など、県内
外の多くのイベント会場で可愛らしい仕草で来場者をお出迎えしています。

 また「日本元祖スキー漢(おとこ)レルヒさん」も2011年の1月から本
格的に活動を開始し、スキー場への誘客を始め、新潟の観光、名産品など
のデモンストレーションに大活躍し、同年の「ゆるキャラグランプリ」で
は360人中10位に選ばれました。

 「トッキッキ」も「レルヒさん」もその愛らしさや地域を愛する気持ち
から、地元はもちろん全国の人々に支持され、地域の活性化に大きく貢献
しています。大変頼もしく思います。

 同じように、新潟の地域活性化のため、写真集を発表した「地域活性化
モデル」の今井美穂さんと県庁でお会いしました。

 見附市出身の今井さんは地元新潟でモデルの仕事を中心にラジオのDJ
などの活動もされていますが、自分の住んでいる地元をもっと盛り上げた
いという思いで「地域活性化モデル」という肩書きを付けたと伺いました。

 また今回の写真集「いまいのいま」の企画にあたっては「モデル今井美
穂」に加えて「新潟の観光地」も紹介することを方針として決め、村上の
笹川流れ、寺泊の魚のアメ横など今井さんのお気に入りの観光地や行って
みたい場所を20か所程度に撮影地として選んだそうです。

 この写真集を通じて新潟の魅力を発信したいと熱心に話す様子から地域
への熱い情熱、行動力、発信力ともすばらしいキャラクターの持ち主であ
るという印象を持ちました。

 今井美穂さんや多くの「地元愛キャラクター」の発信力で、新潟の魅力
がさらに全国の多くの方々に認めてもらえるようになることを願ってやみ
ません。


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